※ 計算結果は入力値に基づく概算の計画値です。実際の売れ行きは天候・立地・時間帯で変わるため、余裕を持った計画をおすすめします。材料費や固定費の数字は、ブラウザが収支を計算するためだけに使われ、外部に記録される仕組み自体がありません。

使い方

  1. 1 メニュー名・1個あたりの材料費・売る値段・目標販売数を入力します。値段が未定なら、下の定番メニュー表と参考価格を見ながら仮の数字でOKです。
  2. 2 焼きそば+ジュースのように複数売る場合は「メニューを追加」で行を増やします(最大8品)。
  3. 3 出店料・レンタル代・装飾費などの固定費を入力し、「収支を計算する」を押します。
  4. 4 全体の利益・損益分岐の販売数・品目ごとの内訳が表示されます。「収支計画をコピー」でクラスのグループチャットにそのまま貼れます。

模擬店の値段の決め方(3つの軸)

軸1:材料費率3割前後。文化祭の食べ物系では、1個あたりの材料費が売価の3割前後に収まっていれば、固定費を差し引いても利益を残しやすい構造になります。たとえば材料費60円の焼きそばなら200円前後が計算上の目安です。このツールは品目ごとに材料費率を自動表示するので、まずここを確認してください。

軸2:お釣りが楽な区切り。模擬店のレジは慣れていない生徒が担当するので、150円や180円のような端数価格は行列とお釣りミスのもとになります。50円・100円区切りに寄せると、当日の運営が目に見えて楽になります。学校によっては金券・チケット制の場合もあるので、その単位に合わせるのが最優先です。

軸3:会場の相場感。同じ会場に似たメニューの模擬店があるなら、大きく高い価格は避けるのが無難です。逆に「チーズトッピング+50円」のような追加オプションは、価格を上げずに客単価を伸ばせる定番の工夫です。

損益分岐点とは?「何個売れば黒字」の求め方

模擬店の費用は、売れた数に比例して増える変動費(材料費)と、売れなくてもかかる固定費(出店料・レンタル代・装飾費)に分かれます。1個売るごとに「売価−材料費」の利益が積み上がり、その合計が固定費に追いついた瞬間が損益分岐点。式にすると「固定費 ÷(売価−材料費)」です。

たとえば固定費が12,000円で、1個あたり140円の利益が出る焼きそばなら、86個目からが黒字。このツールは複数メニューの場合も、目標の構成比どおりに売れる前提で「全体の何割・各品目何個で黒字化するか」を自動で割り出します。損益分岐が目標販売数の8割を超えているときは、値段か固定費の見直しサインです。目標ちょうど売れてやっと黒字、では当日の天気ひとつで赤字に転びます。

定番メニューの材料費・売価の目安

業務用スーパーなどでまとめ買いした場合の、1食あたり材料費のざっくりした目安です。仕入れ先・1食の分量・トッピングで大きく変わるので、実際の見積もりは買い出し予定の店の価格で計算し直してください。

メニュー 材料費の目安 売価の相場 ワンポイント
焼きそば60〜90円200〜300円作り置きがきき回転が速い定番
フランクフルト40〜70円150〜250円調理が簡単で失敗が少ない
かき氷30〜50円150〜300円晴れた日の爆発力は最強クラス
チュロス40〜80円200〜300円冷凍品を揚げるだけの型もある
わたあめ10〜30円100〜300円機材レンタル代を固定費に忘れずに
ポップコーン20〜40円100〜200円軽くて在庫リスクが小さい
ベビーカステラ40〜70円200〜300円袋詰めで食べ歩きしやすい
ドリンク(紙コップ・缶)30〜60円100〜150円単体より主力とのセット売りが有効

迷ったら「主力1品+ドリンク」の2品構成が運営しやすい形です。主力で集客し、ドリンクで客単価を上げる組み合わせを、上の計算ツールでそのままシミュレーションできます。

仕入れ数の決め方と売れ残り対策

仕入れは「完売の機会損失」と「売れ残りのロス」の綱引きです。缶ジュースや袋菓子のように日持ちして返品・転用がきくものは目標の1〜2割増しで強気に、生ものや当日調理品は目標ちょうどか少なめが原則。焼きそばの麺のように「午後に追加で買い足せるか」を買い出し班が把握しておくと、当日の判断が速くなります。

終了間際の値下げ販売は在庫処分の定番ですが、学校や実行委員会がルールを決めている場合があります。事前に確認し、値下げするなら「ラスト30分・全品100円」のように分かりやすくまとめるのがコツです。お釣り用の小銭(特に50円玉・100円玉)を多めに両替しておくことも忘れずに。

こんな場面で使えます

  • A 文化祭のクラス企画で、出し物の予算案を職員室に提出する前の収支シミュレーションに
  • B 大学の学園祭で、サークルの出店が出店料を回収できるか確かめたいとき
  • C 地域のお祭り・バザー・子ども会の屋台で、値段と仕入れ数を決めるとき
  • D 複数メニューのどれを主力にするか、利益構造を比べて決めたいとき

準備の分担には班分けツール、当日のシフトづくりには当番表ジェネレーターが使えます。本格的な飲食店の原価管理には、ロス率やFL比率まで扱えるメニュー原価計算ツールをどうぞ。

よくある質問

Q. 値段はいくらに設定すればいいですか?
文化祭の食べ物系は、材料費が売価の3割前後に収まる価格が定番です。このツールでは材料費から3割換算した参考価格を表示しますが、お釣りのやり取りが楽になる50円・100円区切りへの調整をおすすめします。また、模擬店は利益の最大化より完売の達成感を優先する場合も多いので、周りの模擬店の価格帯や来場者の年齢層に合わせて最終決定してください。
Q. 損益分岐の販売数はどうやって計算していますか?
「固定費 ÷ 1個あたりの利益(売価−材料費)」という会計の基本式で、出店料などの経費を回収できる販売数を求めています。複数メニューの場合は、目標販売数の構成比どおりに売れると仮定して、全体の何割を売った時点で黒字になるかを計算し、それを品目ごとの必要販売数に割り当てて表示します。
Q. 複数のメニューを売る場合はどう計算されますか?
「メニューを追加」ボタンで最大8品まで入力できます。焼きそば+ラムネのように主力とサイドを組み合わせる出店では、品目ごとの材料費・売価・目標数から全体の売上・費用・利益をまとめて計算します。損益分岐も品目ごとの内訳つきで表示されるので、クラス会議でそのまま共有できます。
Q. 仕入れの数は目標販売数と同じでいいですか?
日持ちする材料や転用できるもの(缶ジュース・袋菓子・割り箸など)は目標の1〜2割増し、当日中に傷む生ものは目標ちょうどか少なめが原則です。文化祭の売れ行きは天気と時間帯で大きく振れるため、近くの店で追加仕入れができるかを事前に確認しておくと、強気の仕入れがしやすくなります。
Q. 入力した金額が学校や外部に知られることはありませんか?
ありません。材料費や固定費の数字は、ブラウザが収支を計算するためだけに使われ、外部に記録される仕組み自体がありません。企画会議の段階で何度でも試算し直せるので、値段や品目を変えながら納得のいく計画を作ってください。
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