塗装ブース換気量計算機
自作ブースの設計や市販ブース選定向けに、部屋容積×ダクト長×曲がり数×塗装方法から必要風量・静圧と推奨シロッコファン候補を算出します。市販ブースとの性能比較もできます。
部屋・環境
m
標準的な日本の住宅は2.4〜2.5m
排気経路
m
ファン出口から窓・排気口までの長さ
回
直角の曲がり1箇所=1.5m分の損失相当
塗装スタイル
主な市販塗装ブース性能一覧
| 製品名 | 最大風量 | 参考価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| タミヤ ペインティングブースII | 130m³/h | 2万円台 | 家庭用入門。エアブラシ筆塗り中心向け |
| GSIクレオス Mr.スーパーブース | 200m³/h | 3万円台 | ダクト込み標準セット。中級者向け |
| GSIクレオス Mr.スーパーブース・コンパクト | 130m³/h | 2万円台 | 省スペース版 |
| ネロブース | 600m³/h(ツインファン) | 6〜10万円台 | 商用・コンペレベル。プロモデラー定番 |
| マスタング Mr.ブースルーム | 300m³/h前後 | 5万円台 | 大型キット対応のフルサイズ |
| 自作(FY-24BM6K使用) | 215m³/h | 2〜3万円 | パナソニック換気扇+自作筐体。コスパ◎ |
よくある質問
- 塗装ブースに必要な風量はどれくらい?
- 部屋容積に対して1時間あたり10〜20回の換気が目安です。例えば6帖(約24m³)の部屋ならエアブラシ用で月1〜2回程度の塗装なら200m³/h、頻繁にエアブラシ+缶スプレーまで使うなら400〜500m³/h以上が推奨されます。プロ仕様のネロブースは600m³/h級です。
- シロッコファンとプロペラファンどちらが良い?
- 塗装ブースには圧倒的にシロッコファン(多翼ファン)が推奨されます。理由は、ダクトを通した排気で必要な静圧(圧力損失への耐性)がプロペラファンより高いためです。ダクト経由で窓から排気する構成では、シロッコファンでないと十分な吸引力が出ません。
- ダクトを長くすると性能が落ちるのはなぜ?
- ダクト内部の摩擦と曲がり部分の乱流により、空気の流れが妨げられて静圧(圧力損失)が増えるためです。1m延長するごとに静圧が1.8Pa程度増加し、90度曲がり1か所で1.5m分相当の損失が発生します。本ツールはこれを業界標準式で計算しています。
- 賃貸で穴を開けられない場合は?
- 窓に断熱パネル(プラダン等)を貼ってダクト用の穴を開けるのが定番です。窓自体には穴を開けず、退去時にパネルだけ外せば原状回復可能。または窓枠に固定する「窓用ダクトパネル」が市販されています。
- 塗装ブースさえあれば防毒マスクは不要?
- 不要にはなりません。 塗装ブースは塗装ミストの大半を除去できますが、有機溶剤の蒸気を完全に除去することはできません。健康のため必ず有機ガス用防毒マスクを併用してください。重松製作所「TW01S」「TW08S」、3M「6000シリーズ」が定番です。