織縮み率計算ツール
素材・織り組織・仕上げ方法の3軸から、織り上がり時と仕上げ後の縮率を分けて推定し、目的のサイズから必要な織り長・幅を逆算します。
仕上がりサイズ(完成後にほしいサイズ)
cm
cm
素材・組織・仕上げ
必要な織り長さ × 織り幅
--
×
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cm
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経方向 縮率
0
%
緯方向 縮率
0
%
織縮みのみ(経)
0
%
仕上げ縮み(経)
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%
縮率の段階表示
| 段階 | 経方向 | 緯方向 | サイズ |
|---|
本ツールは縮率の参考計算ツールです。素材ごとの縮率は一般的な目安であり、糸のロット差・撚り具合・打ち込み密度・洗濯の温度や時間によって実際の値は変動します。重要な作品では、20cm四方のサンプル織りで実測した縮率を使うことを強く推奨します。
織縮みは「2段階」で起きる
手織りの縮みは、織りの過程と仕上げの過程の2段階に分けて考えると正確に計算できます。
- 織縮み(張力解放)
- 織機にテンションがかかった状態で織られた経糸は、織機から外すと張力が解放されて自然に縮みます。経方向に5〜15%、緯方向に3〜5%が目安。素材の弾性に大きく依存し、ウールが最大、化繊が最小です。
- 仕上げ縮み(洗濯・水通し)
- 完成後に洗濯や水通しをすると、繊維自体が水分を吸収して再配列することで追加の収縮が起きます。仕上げ方法(水通しのみ、通常洗濯、お湯洗い、縮絨)で大きく変わります。初回洗濯で最大の縮みが起き、2回目以降は安定します。
本ツールは両段階を分けて計算し、合計の縮率と必要な織り寸法を出します。「織機から外したサイズ」「洗濯後の最終サイズ」の両方を確認できます。
仕上げ方法の選び方
| 仕上げ方法 | 追加縮み | 適した用途 |
|---|---|---|
| 仕上げなし | 0% | 展示作品・タペストリー(洗わない前提) |
| 水通しのみ | 小 | 仕上がりを優しく整える。絹・繊細な綿に |
| 通常洗濯(30〜40℃) | 中 | 日常使いの綿・麻製品。家庭で洗濯する作品 |
| お湯洗い(50〜60℃) | 大 | しっかり縮ませて目を詰める。ウールの軽い縮絨 |
| 縮絨(しゅくじゅう) | 最大 | ウールのフェルト化に近い仕上げ。マフラー・ジャケット地 |
縮絨はウール限定で、お湯(60〜80℃)と物理的な圧(揉む・踏む)を加えて意図的に大幅に縮めます。本ツールで「縮絨」を選ぶとウール以外の素材ではエラー表示します。
よくある質問
- なぜ織縮みが起きるのですか?
- 織機にかかっている経糸はテンション(張力)で引っ張られているため、織り上がっても織機から外す(千巻きから切り離す)と、張力が解放されて経糸が自然に縮みます。これが織縮み(おりぢぢみ)です。素材の弾性により縮み量が変わり、ウールは10〜15%、綿・絹は5〜8%、麻は5〜10%、化繊は2〜5%が一般的な目安です。
- 織縮みと仕上げ縮みは何が違いますか?
- 織縮みは「織機から外したときの張力解放による収縮」、仕上げ縮みは「洗濯・水通しによる繊維自体の収縮」です。織縮みは即時的(数分〜数時間)で必ず起き、仕上げ縮みは選択的(仕上げ方法による)に追加で起きます。本ツールは2段階の縮みを別々に計算し、最終的な合計を表示します。
- 縮絨(しゅくじゅう)とは何ですか?
- 縮絨はウール(毛)をお湯と圧で意図的に縮める仕上げ方法です。フェルト化に近い効果で繊維同士が絡み合い、目を詰めて防風性・保温性を高めます。マフラー・ストール・ジャケット地などで使われ、10〜15%以上縮ませるのが目的。本ツールでは「縮絨」を選ぶと最大の追加縮みが計算されます。綿・麻・絹では縮絨は使えないため、ウール限定の選択肢です。
- 経方向と緯方向で縮みが違うのはなぜ?
- 織機にかかった経糸はテンションがかかった状態で固定されているため、外したときの収縮(張力解放)が大きくなります。一方、緯糸は織機にセットされていないので、もともと自然な状態。そのため経方向の方が織縮みが大きく、緯方向は小さい傾向があります。本ツールでは経・緯を別々に計算します。
- 実際の縮率はもっと知りたい場合は?
- 本ツールの値は素材ごとの一般的な目安です。糸のロット差・撚り具合・織り組織によって実際の縮率は2〜5%程度変動します。重要な作品では、20cm四方程度のサンプル織りを本番と同じ条件で行い、織機から外す前後・水通し前後で実測することを強く推奨します。
- 入力したデータは保存されますか?
- いいえ、すべての処理はお使いのブラウザ内で完結するため、入力したデータが外部サーバーに送信・保存されることはありません。