整経長計算ツール
織り長+織縮み+試し織+房+捨て分の5要素を自動合算して、必要な整経長を算出します。素材別の縮率プリセットと、卓上機・床上機・足踏み機別の捨て分プリセット付き。
織り上がり長さ
cm
織り上がってほしい布の長さ
素材と織縮み
%
素材選択で自動入力。手動上書き可
織り機の種類と捨て分
cm
機種選択で自動入力。手動上書き可
試し織り・房
cm
推奨10〜30cm
経糸本数(経糸総全長を計算する場合)
本
0のままなら整経長のみ計算(経糸総全長は計算されません)
整経長(経糸1本あたり)
--
cm
--
織縮み込み織り長
0
cm
捨て分
0
cm
経糸総全長
0
m
整経長の内訳
| 項目 | 長さ | 割合 |
|---|
本ツールは整経長の参考計算ツールです。素材別の織縮み率はあくまで一般的な目安であり、糸のロット・撚り・織り組織によって変動します。重要な作品では、最初に小幅の試し織りで実際の縮率を確認することを強く推奨します。捨て分は機種ごとの一般値を表示していますが、お使いの織機の説明書も必ずご確認ください。
整経長とは
整経長とは、整経台や整経枠で経糸を準備するときに用意する経糸1本あたりの長さです。「完成後にほしい長さ」だけを整経長にすると、織機にかけられない・端まで織れない・房を作る余裕がない、といった失敗が起きます。
必要な整経長は、次の5つの要素を全て足し合わせたものになります:
- 織り長:完成後にほしい布の長さ
- 織縮み分:織機から外したときに張力解放で縮む分(素材により5〜15%)
- 試し織り:経糸密度を均等にする最初の数cm〜30cm
- 房:マフラー・ストールのフリンジ部分(両端合計20〜30cm)
- 捨て分:織機の構造上織れない部分(卓上40〜70cm、床上70〜90cm、足踏み90〜120cm)
本ツールはこれらを自動的に合算し、各要素が全体に占める割合も表示します。
機種別の捨て分(織り機ロス)
| 機種 | 捨て分の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| リジッドへドル(卓上) | 40〜60cm | リジッドへドル型の小型卓上機 |
| 卓上織り機(千巻箱外せる) | 40〜50cm | 千巻が分離するタイプの卓上機 |
| レバー式卓上織り機 | 60〜70cm | 千巻が外せないため捨て分が長い |
| 床上織り機(フロアルーム) | 70〜90cm | 中型の床置き機 |
| 足踏み織り機(高機) | 90〜120cm | 大型の伝統機。捨て分が最長 |
捨て分は、男巻き(経糸送り出し)から綜絖・筬を経て千巻き(織地巻き取り)に至るまでの距離に依存します。お使いの織機の取扱説明書で確認できる場合は、その値を入力するのが最も正確です。
素材別の織縮み率の目安
| 素材 | 経方向の織縮み | 特徴 |
|---|---|---|
| 綿(コットン) | 5〜8% | 扱いやすく標準的。家庭用途に最適 |
| 麻(リネン・亜麻) | 5〜10% | 経方向に縮みやすく、初回洗濯でも縮む |
| ウール(毛) | 8〜15% | 縮みが大きく、縮絨すると更に10%以上 |
| 絹(シルク) | 5〜10% | 滑らかで扱いやすい。水通しは必須 |
| 化繊 | 2〜5% | 寸法安定性が高い |
| 裂織(さきおり) | 20〜25% | 太い緯糸で経が大きく縮む |
注意:同じ「綿」でも糸の太さ・撚り具合・織り組織で縮率は変わります。重要な作品では、20cm四方程度のサンプル織りをして実測の縮率で本番計算するのが理想です。本ツールの素材プリセットは「一般的な平織」を想定した中央値です。
よくある質問
- 整経長とは何ですか?
- 整経長とは、整経台で経糸を準備するときに用意する経糸1本あたりの長さのことです。「織り上がってほしい長さ」だけでは足りず、織縮み(織り上がり時の自然収縮)・試し織り・房(フリンジ)・捨て分(織り機にかけるロス)を全て足した長さが必要になります。本ツールはこれらを5要素に分解して合計を算出します。
- 捨て分(すてぶん)はなぜ必要ですか?
- 捨て分は、経糸を男巻きと千巻きに固定するために最低限必要な長さです。織機の構造上、男巻き(経糸送り出し)から綜絖・筬を通って千巻き(織地巻き取り)まで経糸を渡す必要があり、この区間は織れません。卓上織り機で40〜70cm、床上織り機で70〜90cm、足踏み織り機(高機)で90〜120cmが目安です。本ツールでは機種選択で自動入力されます。
- 織縮みと仕上げ縮みの違いは?
- 織縮み(おりぢぢみ)は織機から外したときに経糸の張力が解放されて起きる収縮で、素材により5〜15%程度です。仕上げ縮み(しあげぢぢみ)は完成後の洗濯・水通しで繊維自体が縮むことで、素材によっては追加で2〜10%縮みます。本ツールの整経長計算では織縮みのみを考慮しています(仕上げ縮みは「織縮み率計算ツール」で別途扱います)。
- 試し織り(捨て糸)はなぜ必要?
- 整経直後の経糸は、筬目で密度が均等になっていません。織り始めに数cm〜30cmほど捨て織りすることで、経糸が筬の中で正しい位置に揃い、本番の織り部分が均一な密度になります。試し織り部分は完成後にカットするか、本番と異なる組織で残すこともあります。本ツールではデフォルト30cmを設定。
- 房(ふさ・フリンジ)の長さの目安は?
- マフラー・ストール・敷物などで端を房状に残す場合、片側10〜15cmが一般的です。両端で20〜30cmを整経長に追加します。本ツールでは「房あり/なし」のトグルと、両端合計の長さを入力できます。房を作らない作品(衣服のパーツ・きっちり端を始末する場合)はオフにしてください。
- 入力したデータは保存されますか?
- いいえ、すべての処理はお使いのブラウザ内で完結するため、入力したデータが外部サーバーに送信・保存されることはありません。